同友会ニュース−活動報告
CoCo壱番屋の創業者が全県例会で講演
全県例会 「経営とはどこまでいっても経営者次第
全県例会 「経営とはどこまでいっても経営者次第
本気でやり続ける以外成功なし」
講師 宗次(むねつぐ) 徳二(とくじ) 氏 株式会社壱番屋 創業者特別顧問
■日 時 7月15日(水)午後6時から ■会 場 ホテル日航日立
3支部合同の全県例会が7月15日(水)午後6時から、ホテル日航日立で開催されました。第1部講演会の講師は、全国・海外に展開するカレーハウスCoCo壱番屋の創業者特別顧問、宗次徳二氏。CoCo壱番屋県内4店舗の店長さんもまじえて105名が出席する熱気あふれる会場に、宗次徳二氏もユーモアあふれる熱弁をふるいました。第2部は日立支部会員が趣向を凝らした楽しい懇親会で、成田メガネの成田さんが演奏するフラメンコギターで幕を開けました。菓匠たけだ(会員 武田太志さん)、アトリエマドレーヌ(会員 上野昭子さん)のお菓子、内山味噌店(会員 内山庄栄さん)のみそプリンがあたる抽選会もあり、くじが引かれるたびに、歓声とため息が交錯しました。
「経営とはどこまでいっても経営者次第 本気でやり続ける以外成功なし」と題した宗次徳二氏の講演要旨をご紹介いたします。
「率先垂範」「お客様第一主義」「現場主義」
中小企業家同友会さんには全国から呼ばれますが、ほんとに勉強熱心な異業種交流団体だと思います。
私はずっと「率先垂範」「お客様第一主義」「現場主義」でやってきて、映画館にも行ったことがない、スナックに初めて行ったのは5年前というほど徹底して仕事一筋でやってきました。今現在、経営からは完全にはずれ、2002年役員も返上し、報酬無しで7年になります。経営人生の中で唯一の反省点は、ゴルフをやったことですと冗談半分で言えるほど、それ以外は不眠不休でやってきました。私は、誰よりも仕事をするのが社長だと思っています。まず社長がお客様、お取引先に会う、今日の目の前のお客様に真心を込めるということを繰り返してきました。売上と利益はおかげさまでずっと右肩上がりです。
37年前、岐阜信用金庫様から500万円借りて始まったのが最初ですが、命がけで始めたんです。毎日、お客様を笑顔で迎え拍手でお迎えして、メニューの中味より真心、お客様に感謝の気持ちでやってきました。接客の中味が目標で数字は後で付いてきたのです。
私は、お金のぜいたくな使い方は、人のためにお金を使うことだと思っています。お金がなくて自転車操業を続けていた頃、信用金庫から100万円借りて70万円を返済にあて、残りの30万円のうち20万円を社会福祉協議会に寄付をするということもしました。今もずっと寄付を続けています。
私は、飲み食いなどに領収書をもらいません。会社の金を使うことはなく、全部自腹です。社長さんは一番多い給料をもらっているんですから、それぐらい自腹にしましょうよ。国税の調査があったときも一切修正申告する必要がなかったくらい、ガラス張り経営をしてきました。後ろ指さされたくないんです。
「遅寝、超早起き」
私は、1987年から超早起きを始めました。朝4時10分には起きて5時前には会社に着いています。その1987年にアンケートハガキを始め、クレームや苦情を「宝の山」と思って、毎日読んできました。経営トップは「遅寝、超早起き」でいいんです。人間3時間、4時間の睡眠でも平気ですから。社長というのは特別な存在なんです。何時間残業しても労働基準監督署から何も言われませんし、倒れる寸前までがんばれるのは社長の特権なんですから。倒れてはいけませんよ、まわりに迷惑をかけますから。倒れる寸前までがんばるんです(笑い)。
2007年3月には、「宗次ホール」というクラシック専門のコンサートホールを30億円かけて作りました。「カレーなる転身」ですね(笑い)。少しでもクラシックを好きになる人を増やしたい、若い音楽家の発表の場をつくりたいと思っています。
私は孤児院で育ち、もらってくれた育ての親は競輪狂いで、野草を食べて育ちました。15歳までは生活保護で暮らしていたんです。父親のためにパチンコ屋さんでしけもくを拾う毎日で、拾うことを忘れると、しかられるんです。ひどい父親でしたが、私は大好きでした。振り返ると、その頃、徹底して鍛えられていたんですね。遊ばなくても平気、休みたいとも思いませんでした。私は、身内、血縁者がひとりもいません。唯一血縁者と言えるのは、現在29歳のプロゴルファーになった息子です。友達もつくりませんでした。ましてやクラブ活動、昼の何とかクラブ、カントリークラブ、夜のクラブ活動はしませんでしたね。それぐらい仕事一筋だったのです。
今日の目の前のお客様に真心をこめて
月商70万円、年商1,050万円だった会社が東証1部上場できるんですから、心が伝わる経営をすれば、駅前シャッター通りでも裕一の繁盛店を作れるんですよ。
あれほどトヨタ景気に沸いていた愛知県はトヨタショックに見舞われ今一番悲惨です。将来のことは誰も予測できませんから、今が一番いいんだ。明日はもっと悪くなると思って、今日の目の前のお客様に真心をこめて行きましょう(大きな拍手)。



